オリンパス社製ハイビジョン内視鏡システム、富士フィルムメディカル社製経鼻内視鏡ファイバーを導入しています。
細い内視鏡の先端に超小型カメラ(CCD)をとりつけたもので、消化管の中をテレビモニター映像として観察できるものです。上部消化管と下部消化管の検査があり、上部消化管の検査では口の代わりに鼻からスコープを挿入する経鼻内視鏡検査が、患者様の負担が少なく主流になってきています。
当院では内視鏡検査は予約制となっております。
<上部消化管>
検査時間は前処置を含めて約20~30分です。
前投薬の注射は、原則使用しておりません。
検査前日や当日の食事については、予約時に院内にてご説明いたします。
<下部消化管>
検査時間は入室~お帰りになるまで約60~90分程ですが、処置により長くなる場合もあります。
検査前日や当日の食事、また下剤については予約時に院内にてご説明いたします。
原則:ご自身で車を運転されての来院はご遠慮いただいてます。
Q.経鼻内視鏡とはどんなものですか?
従来の内視鏡より格段に細く作られており、口からではなく鼻から挿入することができます。
鼻から挿入することで内視鏡を苦しくする原因のひとつである嘔吐感が発生しません。
また、口がふさがりませんので検査中に会話が可能であることなどが利点です。
Q.鼻から挿入して痛くありませんか?
個人差はあります。鼻腔より麻酔などの前処置を行いますのでそれほど痛くは感じません。
口からよりもつらくないと多くの方に喜ばれ、当院では70%以上が鼻からの検査となっております。
ただ、鼻の疾患のある方は避けた方が良い場合もありますので、ご相談ください。
Q.鼻からの内視鏡では組織などを採取したりすることもできますか?
病理学的な検査を行うために組織を採取する、生検(組織細胞診)は可能です。
ただ、ポリープを取るなどの処置は適していません。
その他、ご質問やご心配なことがございましたらお気軽にお問い合わせください。